
素材・サイズ・形状は何がいい?IH対応フライパンの特徴と選び方
安全性の高さと掃除のしやすさで人気のIHクッキングヒーター。ガスコンロのように目で火加減を確認することはできないものの、その便利さから近年広く普及しています。
IH対応の調理器具もさまざまな商品が登場していますが、IH対応のフライパンは、どのようなタイプを選ぶといい-のでしょうか。IH対応フライパンの選び方について、素材やサイズ、形状などのポイント別にご紹介します。
IH対応のフライパンとは?
IHクッキングヒーターは「電磁調理器」とも呼ばれており、その名のとおり直火ではなく電力で加熱します。ガスコンロ専用のフライパンは、IHクッキングヒーターでは使用できないため、IH対応フライパンを使う必要があります。
ガスコンロ用のフライパンとIH対応フライパンの大きな違いは、熱があたる底面の素材と形状です。IHクッキングヒーターでは電磁波を使って鍋を発熱させるため、IH対応フライパンは、底面が平らな磁性体(磁石にくっつく性質を持つ金属)でできたものが多くなっています(近年では、銅など電気抵抗の小さい金属を使った鍋でも加熱できる「オールメタル対応」のIHクッキングヒーターも販売されています)。
IH対応のフライパンかどうかは、製品に貼られたSGマークで見分けることができます。SGマークとは、製品の安全性が一定の基準を満たしていることを表すマーク。このSGマークに「IH」または「CH・IH」と記載されているタイプのフライパンがIH対応のフライパンですので、ガスコンロ用フライパンとの判別ができない場合に確認してみましょう。
IH対応フライパンを「素材で選ぶ」
IH対応フライパンの主な素材は、鉄・ステンレス・アルミニウム・チタンの4つです。それぞれの特徴を踏まえて、用途に合ったIH対応フライパンを選びましょう。
・鉄
耐熱性が高く、保温性も高い鉄は、フライパン素材の定番です。ずっしりとした重量感はありますが、きちんと手入れをすることで長く使えるでしょう。鉄のフライパンは使い込むことで油がなじみ、食材の焦げつきを防げるようになるのもうれしいポイントです。
・ステンレス
ステンレス製のフライパンは、さびにくさと耐久性の高さが魅力。表面がツルツルしているため、汚れが落ちやすく洗浄も楽に行えます。
・アルミニウム
アルミニウムは金属の中でも軽量で扱いやすく、熱伝導率が高い素材です。そのため、パスタやリゾットのような水分量の多い料理には、アルミニウム製のフライパンがおすすめ。ほかの素材よりも食材が焦げつきやすいという弱みがありますが、焦げつき防止のコーティング加工がされたフライパンも登場しています。
・チタン
耐久性の高さとさびにくさが特徴のチタン製フライパン。軽量で扱いやすく、保温性にも優れています。料理が冷めにくいため、余熱長時間調理する料理に重宝するでしょう。
IH対応フライパンを「コーティングで選ぶ」
フライパンの焦げつきや傷を防止するために施される、コーティングの種類にも注目してみましょう。
・フッ素加工タイプ
コーティングされたフライパンの中で、最も広く普及しているのがフッ素加工タイプです。水や油をはじくため焦げつきにくく、洗浄も楽に行えます。毎日の調理に気軽に使えるでしょう。
・ダイヤモンドコート
フッ素加工に、人工ダイヤモンドの粒子を混ぜてコーティング加工をしたフライパンもあります。通常のフッ素加工よりも耐久性がアップし、コーティングのはがれも防止。フライパンが、より長持ちする加工となっています。
・セラミック加工
表面がセラミックでコーティングされているフライパンは、400℃程度の熱に耐える高い耐熱性と優れた硬度を持ちます。きちんと油を引くことで、焦げつきも防止できるでしょう。機能性・耐久性ともに優秀なフライパンです。
・マーブルコート
定番のフッ素加工に、大理石の粉を加えてコーティングしたものがマーブルコートです。焦げつきにくさに加えて、高い耐久性も魅力。お手入れもしやすいため、毎日気軽に使えるフライパンです。
・チタン加工
チタン加工のフライパンは、軽量でさびにくく頑丈。持ちの良さと扱いやすさが特徴です。熱伝導率の低さが弱みですが、時間をかけてじっくりと加熱していく肉料理などにはおすすめです。
IH対応フライパンを「サイズで選ぶ」
IH対応のフライパンは、サイズもさまざまな物が販売されています。1つ選ぶのであれば、直径28cmほどのフライパンがあると便利です。少量の料理、ボリュームのある料理どちらにも使える、万能なサイズといえるでしょう。
これに加えて、2つ目を持ちたい場合は、直径20cm以下の小さめのフライパンがおすすめ。一人分の料理や一品料理に使え、洗浄や収納も楽に行えます。
IH対応フライパンを「形状で選ぶ」
フライパンは、毎日使う定番の調理器具。選ぶ際には、扱いやすさを大きく左右する持ち手の形状も大切です。
おすすめは、持ち手を取り外せるタイプ。洗いやすく、収納しやすいのが魅力です。
IHでもガスでも使えるタイプが便利!
フライパンを購入する際は、自宅の熱源の種類を問わず、IHヒーター、ガスコンロの両方に対応しているタイプがおすすめです。引越しやリフォームで熱源が変わる場合もそのまま使えるため、買い替えの費用と手間を抑えられます。
IHとガス以外にも、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターなど、すべての熱源にオールラウンドに使用できるタイプのフライパンも登場していますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
フレーバーストーンのフライパンはすべてのコンロに対応!
フレーバーストーンのフライパンは、いずれもガス・電気・セラミック・IHのすべてのコンロに対応しています。
また、独自のコーティング加工により、油なし調理でも焦げつきにくいフライパンとなっています。汚れもスムーズに落ちるため、IHクッキングヒーターと併せて使うことで、後片づけの時短にも役立つでしょう。
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